筑紫美主子本名古賀梅子さん肺炎で亡くなる９２歳―佐賀にわか第一人者

筑紫美主子さん（９２）が
１０日佐賀市の病院で
肺炎のため亡くなった。
本名は古賀梅子さんです。


筑紫美主子さんは
佐賀にわかの第一人者です。
佐賀にわかとは
佐賀弁を使って展開する
大衆芸能です。

ルーツは江戸時代から
明治時代にかけて全国で
流行した俄狂言。

俄狂言は現在のような
独立した芝居じゃなくて
劇の合間を繋ぐコントのようなもの。

しかも専門の芸人ではなく
素人がみんなを笑わせるために
ネタを考えて披露するもの
だったんだそうです。

そんな佐賀にわかを
佐賀を代表する芸能に
したのが筑紫美主子さんなのです。

かなりすごい方ですね！

通夜は１１日午後７時から
葬儀は１２日午前１１時から
となっています。

筑紫美主子さんはロシア人の父と
日本人の母を持つハーフ。
北海道旭川市で誕生、
１９２１年生まれです。

しかし父の名も知らず叔父夫婦に
育てられていました。
３歳の時に佐賀市の養父母に
引き取られました。

２０歳の時に旅役者の夫と結婚し
戦後すぐ一座を旗揚げし、
６１年に東京の浅草の常盤座に
進出して全国に名を轟かせました！

ロシア人の血を引くため
目は灰色で髪は栗色だったようで
厚い化粧とかつらでかくして
舞台を行っていました。

晩年は講演で全国を回っていました。


芸道７５周年記念ということで
筑紫美主子さんの佐賀にわかのＤＶＤも限定
発売されたこともあるんですよ！

とても精力的に活動された
方だったんですね。

心よりご冥福をお祈りします。

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